【肥満治療薬オイダス】製品の特徴と服用前に知っておくこと

オイダスとは

オイダスのパッケージとシート

オイダスは、肥満治療薬ゼニカルの海外ジェネリック医薬品です。

オイダスを服用することで、食事に含まれる脂肪分の約30%を便として排出します。

特徴

オイダスには以下のような特徴があります。

●コストパフォーマンスが高い

  • ゼニカルが一箱につき42カプセルに対し、オイダスは84カプセルと2倍の内容量
  • ジェネリック薬のため安価で、ゼニカルの約半分のコストで肥満治療ができる

●日本語対応

ゼニカルは海外製の医薬品で、そのジェネリック医薬品も海外製となるため、パッケージはすべて外国語ですが、オイダスは日本向けに開発された医薬品であるため、パッケージや説明書が日本語でわかりやすい

オイダスの製薬会社

オイダスは、インドの製薬会社Centurion Laboratories(センチュリオンラボラトリーズ)社製です。

センチュリオンラボラトリーズ社とは
センチュリオンラボラトリーズは、2006年にインドにて設立され、医薬品の信頼性のあるメーカーおよびサプライヤーとして知られています。
経験豊富な専門家チームが医薬品の製造を各段階で厳密に管理し、高品質の原料で業界の規範に従って医薬品を提供しています。MDの指導のもとで確固たる地位を築き、世界中に製品を輸出しています。

オイダスの成分

オイダスの成分は、リパーゼの可逆的阻害薬であるオルリスタットです。

オルリスタットは、肥満症の治療に使用される薬であり、その作用は消化器系にあります。

具体的には、ゼニカルは消化器官の酵素であるリパーゼに結合し、食べた脂肪の一部を分解することを阻害します。

この結果、食事から摂取された脂肪の約3分の1が消化されずに排出され、体重の管理や減量をサポートします。

オイダスの服用方法

1日3回、高脂肪の食事の前、もしくは食中、食後(食後1時間以内)に1カプセル(120mg)を、水で服用する

オイダスの適用者

体重指数(BMI)が30 kg/m2以上の肥満患者、または他のリスク要因(例:高血圧、糖尿病、脂質異常症)が存在する場合で、BMIが27 kg/m2以上の患者に適応されます。

オイダスを服用する前の確認事項

オイダスには禁忌や服用の注意があります。

下記内容に当てはまる場合は、オイダスをを服用しないでください

また病気で治療中であったり、他の服用中の薬との併用については、医師に相談してください。

とくに凝固薬(ワーファリンなど)、シクロスポリン、レボチロキシン、アミオダロン、HIV治療薬、うつ病の薬などは、オイダスの作用により吸収に影響が出て、病状悪化につながることがあります。服用前に医師に相談し、服用のタイミングの指示や体重増減による服薬量の調整を行ってください。

オイダスの副作用

オイダスには発現しやすい副作用として、下記のようなものがあります。

  • 頭痛
  • 腹痛
  • 下痢
  • 油分または脂肪の多い便
  • 低血糖

上記は10人に1人の割合で発生する副作用で、とくに油便と呼ばれる油分を含む便や急な下痢などはよくみられます。

他にも上記よりも発現率が低いが一般的な副作用や、注意が必要な副作用があります。