オイダス(オルリスタット)の服用禁忌
オイダスの成分であるオルリスタットにはいくつかの禁忌があります。
これらの禁忌は、特定の状態や疾患が存在する場合に、薬物の使用が健康に悪影響を与える可能性があるため、当てはまる場合には服用することができません。
服用禁忌
- アレルギーのある場合
ゼニカルやオイダスなどオルリスタットが成分の薬やその他の成分にアレルギーがある場合、服用はできません。 - 栄養吸収障害がある場合
慢性の栄養吸収障害があり、腸からの栄養吸収が不足している場合、オルリスタットは、脂肪の吸収を抑制する薬であるため病状悪化が懸念されることから服用はできません。 - 胆汁うっ滞(肝臓の障害)がある場合
胆汁は脂肪の消化に不可欠であり、その流れが妨げられると脂肪が適切に分解・吸収されず、消化管のトラブルや栄養吸収の低下などが引き起こる可能性があります。オルリスタットの服用で胆汁うっ滞の症状を悪化させるおそれがあるため、服用できません。 - 妊娠中授乳中の場合
成分が母乳中に分泌される可能性があり、これが乳児に影響を与えるおそれある。また胎児の発育と健康に影響を与える可能性があるため、妊娠中・授乳中の服用はできません。
オイダスを服用する前に必ず医師へ相談しなければいけないこと
オルリスタットを服用する前に、相互作用や影響を検討するため、下記の事柄について医師へ必ず相談する必要があります
- 他の薬、食品、または染料に対するアレルギーがあるかどうか
他の薬、食品、染料に対するアレルギーがあるかどうかを伝えることで、患者が薬に対する過敏症やアレルギー反応を起こすリスクを最小限に抑えることができます。
アレルギーがあった場合服用はできません。 - 他の減量薬を服用しているかどうか
オルリスタットと他の減量薬と併用する場合、相互作用や重複した効果を避ける必要があるため、医師に相談する必要があります。 - シクロスポリンを服用しているかどうか
シクロスポリンは免疫抑制薬であり、脂溶性であるため、オルリスタットとの併用でシクロスポリンの吸収が減少する可能性がありるため、2時間隔てて服用する必要があります。 - レボチロキシンなど甲状腺薬を服用しているかどうか
レボチロキシンとオルリスタットの併用は、脂溶性の甲状腺薬の吸収にも影響を与える可能性があるため、併用する場合は4時間隔てて服用する必要があります。 - 医師の処方でないものも含め、医薬品を服用しているかどうか
既存の薬と併用する場合、相互作用や重複した効果を避ける必要があるため、医師に告知が必要です。 - ハーブ製品を含む栄養補助食品を摂っているかどうか
ハーブなどのサプリメントに関しても、相互作用や重複した効果を避ける必要があるため、医師に相談する必要があります。 - 妊娠を計画しているかどうか
妊娠に対するリスクがあるため、医師への相談が必要です。 - 摂食障害(過食症や拒食症)の歴があるかどうか。
心理的なサポートも必要な場合があるため、服用について医師に相談する必要があります。
服用前の医師への相談が不可欠
オルリスタットを服用する前には、アレルギーや他の減量薬の服用歴、シクロスポリンや甲状腺薬の使用、他の医薬品や栄養補助食品の摂取、妊娠の計画、そして摂食障害の歴についても報告が求められます。
これらの情報提供は、患者の健康状態を総合的に考慮し、安全で適切な治療を確保するために欠かせません。
オイダスの使用には医師との密なコミュニケーションを取ることが、安全にダイエットをする鍵となります。